「ステンカラーコートとは、どんなコートのこと?」
「スーツに合わせるコートを買いたいけれど、どれを選べばよいか分からない」と迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ステンカラーコートは、シンプルな襟が特徴で、スーツにも私服にも合わせやすいビジネスコートの定番です。着丈・サイズ・色・素材の4つのポイントを押さえれば、初めてコートを選ぶ方でも失敗しにくくなります。
この記事では、ステンカラーコートの特徴や、チェスターコート・トレンチコートとの違い、ビジネス向けの選び方、スーツとの合わせ方、シーン別のコーデ例まで分かりやすく解説します。今シーズンのコート選びの参考にしてみてください。

ステンカラーコートは、メンズのビジネスコートとして長く親しまれてきた定番のアイテムです。まずは、デザインの特徴と、ビジネスシーンで選ばれる理由を確認しておきましょう。
ステンカラーコートは、後ろ側の襟が高く、前に向かって低く折り返された襟が特徴のコートです。第一ボタンを留めても開けても襟の形がきれいに整うため、どちらの着方でもすっきりとした印象になります。
デザイン面では、次のような仕様が多く見られます。
・比翼仕立て:前のボタンが布で隠れる仕立て。前から見たときにボタンが見えず、すっきりとした印象になる
・ラグランスリーブ:襟ぐりから袖まで切り替えなしで続く袖の形。肩回りにゆとりが生まれ、スーツの上からでも羽織りやすい
なお、「ステンカラー」は和製英語とされ、英語圏では「バルマカーンコート」と呼ぶのが一般的です。日本でも、ショップによっては「バルカラーコート」と表記されることがあります。
ステンカラーコートがビジネスの定番とされる主な理由は、次の3つです。
1つ目は、装飾が少なくシンプルなため、どんな色・柄のスーツにも合わせやすいことです。
2つ目は、きちんと感がありながら堅すぎないことです。スーツスタイルはもちろん、ニットやチノパンと合わせたオフィスカジュアルや休日の装いにもなじみます。
3つ目は、実用性の高さです。首元まで閉じられるため防寒性があり、撥水加工やライナー(取り外しできる裏地)付きなど、通勤に便利な機能を備えたものも多く展開されています。
ビジネスで着るコートを選ぶ際は、ステンカラーコートのほかに、チェスターコートやトレンチコートも候補に挙がります。それぞれの違いを押さえておくと、自分に合う1着を選びやすくなります。
チェスターコートは、テーラードジャケットのような下襟(ラペル)が付いたコートです。フォーマル度が高く、ドレッシーで洗練された印象を与えます。
一方、ステンカラーコートは首元まで閉じられるため、風を防ぎやすく防寒性に優れています。改まった印象を重視するならチェスターコート、毎日の通勤での使いやすさを重視するならステンカラーコートがおすすめです。
トレンチコートは、ダブルの前合わせや腰のベルト、肩のエポーレット(肩章)など、ディテールが多いコートです。デザイン性が高く、存在感のある着こなしを楽しめます。
ステンカラーコートは、ディテールが少ないぶんシンプルで、合わせる服を選びません。ボタンやベルトを留める手間も少なく、気軽に羽織れるのも魅力です。
初めてビジネスコートを選ぶ方や、毎日の通勤で着回したい方には、合わせやすさと実用性を兼ね備えたステンカラーコートがよいでしょう。
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ビジネス用のステンカラーコートは、着丈・サイズ・色・素材と機能の4つのポイントを確認して選ぶと失敗しにくくなります。
スーツに合わせる場合は、ジャケットの裾がコートからはみ出さない長さを選ぶのが基本です。目安は膝上から膝丈で、この長さであれば、スーツスタイルでも私服でもバランスよく着こなせます。
身長が低めの方は、膝上丈を選ぶと重心が上がり、すっきりとした印象になります。
コートはスーツの上に羽織るため、試着の際はジャケットを着た状態で確認しましょう。とくに次の3点をチェックすることが大切です。
・肩:窮屈すぎず、肩の位置が大きく落ちすぎないか
・身幅:ボタンを留めたときに、ジャケットがきつく押さえつけられないか
・袖丈:ジャケットの袖口がしっかり隠れるか
大きすぎるサイズを選ぶと、だぼついた印象になりやすくなります。中にジャケットを着ても動きやすく、かつ体に合ったジャストサイズを意識しましょう。
初めてのステンカラーコートは、合わせやすい定番色の無地から選ぶのがおすすめです。代表的な色と印象は、次のとおりです。
・ネイビー:誠実で落ち着いた印象。どんな色のスーツにも合わせやすい
・黒:引き締まった印象。改まった場面にも対応しやすい
・ベージュ:明るく軽やかな印象。春秋やオフィスカジュアルにもなじむ
・グレー:柔らかく知的な印象。黒やネイビーのコートをお持ちの方の2着目にも
2着目以降は、ヘリンボーン(ニシンの骨のような杉綾模様)などの控えめな織柄を選ぶと、上品な表情を加えられます。
素材によって、暖かさや着られる季節、印象が変わります。主な素材と機能の特徴は次のとおりです。
・ウール:保温性が高く、上品な質感。真冬のメインのコートに
・コットン・ポリエステル:軽くてハリがある。春秋や季節の変わり目に
・撥水・防風機能:雨の日の通勤や、屋外の移動が多い方に
・ストレッチ機能:腕を動かしやすく、通勤電車や車の運転でも快適
・ライナー付き:取り外して気温に合わせられるため、秋から春まで長く着られる
ウールにカシミヤを混ぜた素材は、柔らかな肌触りと上品な光沢が魅力です。
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ステンカラーコートはシンプルなデザインだからこそ、色の組み合わせと小物の選び方で印象が大きく変わります。スーツに合わせる際のポイントを2つ紹介します。
手持ちのスーツの色に合わせて、コートの色を選ぶとまとまりが生まれます。スーツの色別のおすすめは次のとおりです。
・ネイビースーツ:ベージュ・グレー・黒のどれとも好相性。ベージュなら軽やかに、黒なら引き締まった印象に
・グレースーツ:ネイビーや黒で引き締めるのがおすすめ。グレーのコートを合わせる場合は、スーツと濃さに差をつけると立体感が出る
・黒スーツ:グレーやベージュを合わせると、全体が重くなりすぎない
迷ったときは、スーツとコートの濃さに差をつけることを意識してみてください。
コーディネート全体の色は、3色程度にまとめると上品にまとまります。「コートの色」「スーツの色」「差し色1色」を目安にするとよいでしょう。
差し色は、ネクタイやマフラーで取り入れるのが手軽です。また、靴とベルトの色をそろえると、足元まで統一感が生まれます。
次に、ステンカラーコートを使ったメンズコーディネートの例をご紹介します。

ナイロン素材のステンカラーコートを使ったコーディネート。センターベントで動きやすく、比翼仕立てのデザインがビジネスシーンにぴったりです。黒なので、合わせるスーツを選ばないのもポイント。
また、表地はストレッチ・撥水加工を施しており、防風素材と背裏上部の中綿で保温性も高く機能性も抜群。日々の通勤におすすめのコーディネートです。

ショート丈のステンカラーコートを使ったメンズコーデ。コートとスーツをネイビーでそろえることで、統一感のある着こなしに仕上がっています。
また、コートの着丈が短いため重たい印象にならず、スマートですっきりとした印象に。スーツスタイルはもちろん、ビジネスカジュアルや休日のプライベートコーデにも着回しやすい一着です。

黒無地のステンカラーコートを使ったコーディネート。
アンゴラカシミヤ混の上質な素材感がフォーマルさを演出しつつ、すっきりしたシルエットと少し大きめなステンカラーでシャープな印象に。
お気に入りのステンカラーコートを長く着るためには、日々のお手入れが欠かせません。
着用後は、洋服ブラシで表面のほこりを払い、肩に厚みのあるハンガーにかけて形を整えましょう。毎日同じコートを着続けると生地が傷みやすいため、1日着たら休ませることも大切です。
自宅で洗えるかどうかは、洗濯表示で確認してください。ウールのコートは、シーズンの終わりにクリーニングに出してから保管すると安心です。また、撥水加工は着用や洗濯を重ねるうちに弱まっていくため、撥水スプレーなどで定期的にケアするのがおすすめです。
ここでは、ステンカラーコートにまつわるよくある質問とその回答について整理していきましょう。
ステンカラーコートはビジネスの定番のため、就職活動や新社会人のコートとしても多く選ばれています。色は黒やネイビー、グレーなど落ち着いた色の無地を選ぶと安心です。会社や面接会場の建物に入る前に脱いでおくのがマナーです。
コットンやポリエステルなどの薄手の素材であれば、春や秋にも着用できます。ライナー付きのコートなら、気温に合わせて取り外しができるため、秋口から春先まで長く活躍します。
撥水加工が施されたステンカラーコートであれば、雨の日の通勤にも安心して着られます。ウールのコートが濡れた場合は、乾いたタオルで水分を押さえて取り、風通しのよい場所で乾かしてからブラッシングしましょう。
黒や濃紺、チャコールグレーなど落ち着いた色で、光沢や装飾のないシンプルなものであれば、一般的に問題ないとされています。とくに葬儀の場合は黒を選ぶと安心です。いずれの場合も、コートは会場に入る前に脱いでおきましょう。
ステンカラーコートは、シンプルな襟でスーツにも私服にも合わせやすい、ビジネスコートの定番です。
スーツ・紳士服のはるやまでは、撥水やストレッチなど通勤に便利な機能を備えたステンカラーコートをはじめ、さまざまな色・デザインのコートを豊富に取り揃えています。今シーズンのコートをお探しの方は、ぜひはるやま公式オンラインストアをチェックしてみてください。
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